プリクラにはおじさんを寄せ付けない工夫があるという衝撃 おじさんは流行破壊神だった

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最近口を聞いてくれない中学2年生の娘が「晩ごはん食べたのにアイスを食べたくなるの、なぁぜなぁぜ?」と言っていた。

「なぁぜなぁぜ?」とは何だろう。勇気を出して娘に尋ねると「TikTokで流行っている」と教えてくれた。1ヶ月ぶりに娘と話せて嬉しかった。ワタシの分のアイスは残っていなかったが

令和最新型あるある

皮肉を込めた疑問形あるある

「なぁぜなぁぜ?」を使用した例文があった。

「なぁぜなぁぜ」で重要なのは“ウザ可愛さ”だ。そもそも「なぁぜなぁぜ」は疑問形に近いが、「皮肉を込めた疑問」というのが基本。

例えば、「お金持ちアピールしてるのに割り勘なの、なぁぜなぁぜ」や、「授業開始のチャイムで座ってないと怒るのに、授業終わりのチャイム後も授業続けるの、なぁぜなぁぜ」といったように使う。

BCN+R

疑問に思うことや理不尽に思うことなどの後に「なぁぜなぁぜ?」をつけると成立するようだ。「皮肉を込めた疑問」というのが基本との事。あるあるネタの一種という捉え方ができる。「なぁぜなぁぜ?」は令和最新型のあるあるネタなのだ。

由来を調べたら知っている単語皆無

誰が流行らせたのだろう。少し調べてみた。

「なぁぜなぁぜ?」の元ネタとして考えられるのは、アソビシステム所属のアイドルグループ・FRUITS ZIPPERの楽曲「ハピチョコ」が有力です。

KAY-YOU

なるほど、わからん。知っている名詞が「なぁぜなぁぜ」しかなかった。悔しい。しかしくじけずにもう少し調べてみよう。

2023年3月21日、「どハマり中櫻井優衣様の【なぁになぁにゲーム】」と題して、東京・六本木のラウンジ「FABRIC LOUNGE ROPPONGI 7」に勤務する桃園ありさ(ももらんどありさ)さんが、TikTokにショート動画に投稿。

この動画の冒頭のフレーズは「ハピチョコ」の引用からはじまり、そして「なぁぜなぁぜ?」のフレーズが登場します。


私が1番って言ってたのに指名変えしてるのになぁぜなぁぜ?
TikTokの動画「どハマり中櫻井優衣様の【なぁになぁにゲーム】」より抜粋(テロップではなぜなぜ?)

このショート動画に端を発し、マイク片手に「なぁぜなぁぜ?」と不満や疑問をぶつける形式が、一躍TikTokでブームに。

KAY-YOU

なるほど。桃園ありさ(ももらんどありさ)という人がTikTokに投稿したのをきっかけとしてブームが発生したようだ。本家の「なぁぜなぁぜ?」を見てみよう。

本家「なぁぜなぁぜ?」は面白かった

@momoarisa_tik すごい若い子が全身ハイブラとかよく見かける世の中になってきている#ももらんどの日常#ファブリックセブン ♬ オリジナル楽曲 – 桃園ありさ

普通の女子大生のはずなのに
全身Diorコーデなの
なぁぜなぁぜ?

普通の女子大生のはずなのに
ストーリー カウンターの 鮨ネタばっかりなの
なぁぜなぁぜ?

見るからに親子ではない女子大生とおじさんが
一緒に歩いているの
なぁぜなぁぜ?

TikTok 桃園ありさ

なるほど。この投稿では「パパ活」をする女子大生を皮肉っているようだ。桃園ありさ(ももらんどありさ)さんは見た目の割にシニカルな事を言うじゃないか。面白い。

いくらでも作れる「なぁぜなぁぜ?」

ワタシもちょっと作ってみよう。

自分の枕なのに匂いを嗅ぐと無茶苦茶臭いの、なぁぜなぁぜ?
疲れているはずなのに朝4時に目が覚めて寝られなくなるの、なぁぜなぁぜ?
世帯主のはずなのに、娘が嫌がるから風呂は最後に入ってと言われるの、なぁぜなぁぜ?
働けどはたらけどなお、わがくらし楽にならざり、なぁぜなぁぜ?

楽しいじゃないか。石川啄木が生きていたら今頃TikTokでウェイウェイやっていることだろう。

石川啄木

おじさんが流行終了の合図

若者はフェイスブックを使わない

気に入った。早速スマホで録画してTikTokに投稿するとしよう。とオジサンが「なぁぜなぁぜ?」を投稿するのは思いとどまったほうがいい。Twitterでバズった投稿がある。

カワイイエコノミー

上の画像は稲垣涼子著の「カワイイエコノミー」という本の一節だ。流行が終わった合図は「おじさん」が参加し始めたときだというのだ。

タピオカブームはおじさんが飲み始めたのがブームが終わったサインだったそうだ。なるほど、タピオカは爆発的に流行したが、サラリーマンが「タピる」とか言い出した時には、若者は去っていた印象がある。

Facebookにも当てはまる。かつては若者が使っていたFacebookだが、現在の若者はあまり使わない。若者はInstagramを利用するのだ。Facebookはというと、おじさんがメインで利用している。ワタシの周囲に生息する団塊世代の方々はFacebookが大好きだ。たまにそういう方々のFacebookの投稿を見ると、ご高齢の方が高そうな食事をする写真が多い。金のある団塊が恨めしい。もしくは老人の集合写真をよく見る。まるで新聞の同窓会欄のような投稿だ。

おじさんが参入したら流行が終わったサインと来た。つまりワタシが「なぁぜなぁぜ?」をやり始めると流行が終わったサインと捉えられるということだ。

おじさんが流行を破壊する

更にショッキングな情報があった。

おじさんが参加し始めたら流行の終わったサイン、ではなくておじさんが参加したから流行が終わったというのだ。

おじさんが流行に乗ろうとしているのを若者がみて我に返り「もうやめた」となる、と言うじゃないか。つまりおじさんが流行を壊しに行っているということになる。私達おじさんは流行デストロイヤーだったのだ。

おじさんが参入しなければブームは続く

おじさんが参入しないことによってブームが長続きしている例もある。プリクラだ。現在のゲームセンターには20年前のような対戦格闘ゲームは無い。あるのはUFOキャッチャーとメダルゲームとプリクラだけである。

おじさんがプリクラを撮っているのを見ない。おじさんはプリクラが嫌いだ。自分の小汚いシミだらけの顔など見たくないのだ。なのでおじさんはプリクラに参入しない。その事によってプリクラは1995年の登場から現在に至る長きにわたって若者に支持され続けている。

現代のプリクラはゴツい。公園の公衆トイレくらいの大きさが有る。見た目も派手で迫力がある。若い女性が大写しになった設備に入るには勇気が要る。とてもじゃないがおじさんには近づけない雰囲気がある。

おじさんにブームを破壊される事を警戒してメーカーがおじさんには近寄りがたい雰囲気を意図的に出しているとしか思えない。

ちなみに現代のゲームセンターは客層による棲み分けがなされている。UFOキャッチャーのメイン客はファミリー層であり、メダルゲームのメイン客はシルバー層である。現代のメダルゲームコーナーは老人保養施設かと思わせるほど老人に愛されている。

おじさんにも許されるコンテンツがあった

おじさんが「なぁぜなぁぜ?」に参入することは歓迎されない。おじさんは「なぁぜなぁぜ?」をやるべきではない。でも「なぁぜなぁぜ?」は楽しい。おじさんは「なぁぜなぁぜ?」をやりたい。どうすればいいのか。

大丈夫だ。おじさんにも許されるコンテンツがあった。

テツandトモの「なんでだろう」である。「なぁぜなぁぜ?」をやりたくて仕方がないワタシのようなおじさんは赤いジャージと赤いスニーカーを着用して

おじさんが参入するとブームが終わるのなんでだろう♫

とでもやって寂しさを紛らわそう。ギターを弾きながら歌える人が居たら連絡をください。青いジャージをプレゼントします、手伝ってください。

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