【メルカリ】商品説明欄を心温まる物語で1000文字埋めたら速攻売れる 商品説明欄は付加価値創造の場だった

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メルカリの商品説明欄1,000文字まで入力できる仕様だ。ここに『出品物にまつわる心温まる物語』を交えた1000文字上限の説明文を書いたら速攻で売れることに気づいた。

商品説明欄に1000文字書き込むことにより出品物に付加価値を付与することができる。付加価値の加わった出品物がより売れやすくなるのだ。

実例

さっそく実例を紹介する。長文の説明文を入れて売却できた出品物のうちの一つだ。

コールマンクッキングテーブル メルカリ商品ページ

10年以上使用したColemanのクッキングテーブルだ。はっきり言ってガラクタである。捨ててもよいのだが、このサイズのごみは粗大ごみというカテゴリーとなり、処分費用がかかるのだ。

処分費用を払うのもアホらしいので、送料分の価格でも売れたらラッキーという気持ちでメルカリに出品した。結果的に2,990円で売れたので、手数料と送料を引いても1,000円ほどの利益が残った。

このクッキングテーブルの出品に添えた長文の説明文を紹介していく。

マイナス点から入る

商品説明欄に記入した文章を引用していく。

数年前ツーバーナー用にコールマン直営店で購入しました。20回位は使用したと思います。

テーブルの天板には汚れやヒビ割れ、変形が見られます。また、天板下のネットには焚き火の火の粉で空いたと見られる穴があります。 純正バッグも送りますが、バッグは光にかざすと小さな穴が空いていたり、生地が薄くなってしまった部分が有ります。

クッキングテーブル メルカリでの説明文

ここまでは通常の説明文だ。購入店や商品の状態を説明している。最初にマイナス点を説明するようにしている。実際このテーブルは10年以上使用したボロなのだ。

購入検討者には出品物がボロだと理解した上で買うかどうかを判断してほしいので、最初にマイナス点を記載している。説明文の中でボロになった経緯も入れていく。

コールマンのツーバーナーを所有していたのですが、先日メルカリにて購入していただきました。

ツーバーナーが無くなり、少し広くなった倉庫を片付けていて、コールマンのマークの入った緑色のバッグがある事に気づきました。

中を開けると今回出品するクッキングテーブルが出てきました。そうです。先日処分してしまったツーバーナーの相棒として働いていたクッキングテーブルです。

天板が畳めないため、今どきのクッキングテーブルに比べると折り畳んでも大きいです。

クッキングテーブル メルカリでの説明文

売るに至った経緯に触れている。実際倉庫を片付けたかったのだ。クッキングテーブルは折り畳めるが、それでも倉庫内で場所を取る。説明文は続く。

テーブルを使った思い出を入れる

クッキングテーブルと共に過ごした思い出や使った感想を述べている。

このテーブルとツーバーナーを車載してキャンプに行ったものです。

ダッチオーブンでパンを焼いたり焼き豚を作ったりしました。クッキングテーブルという名称ですが、料理をするには天板が若干小さかったです。

しかしツーバーナーを使うなら、やはりこういう少しかしこまったキッチンテーブルの方が絵になりますし、ツーバーナーとワンセットで使用するのは一人前のキャンパーになったようで気分が良かったです。

クッキングテーブル メルカリでの説明文

思い出を入れることでこの商品が大切に使われたものだと伝わる。商品に付いた傷が「雑に使って付いた傷」と「大切に長年使って付いた傷」では性質が違う。長年大切に使ったものだという事を伝える事で、品物の傷の意味が違ってくる。

ところが僕だけかも知れませんがキャンプの回数をこなすと、料理がだんだんと横着になりました。レトルトやインスタントがメインになっています。

岩谷のコンパクトなカセットコンロで料理するようになり、ツーバーナーもダッチオーブンもクッキングテーブルも倉庫から出ることは無くなってしまいました。

先日ツーバーナーを処分してしまったのでこのテーブルはいよいよ出番が無くなってしまいました。

クッキングテーブル メルカリでの説明文

キャンプでの料理が面倒になってしまったという個人的な告白をする。料理が面倒になってしまったという正直な告白をすることで出品者が隠し事が出来ない人柄である事を伝えている。

使いにくかった面も入れておく

出品物を使ってみて、使いにくいなと思った点を書いている。

このテーブルはランタンポールがついていますが、ランタンポールが奥になる様にセットすると、ツーバーナーは左側に位置するようになります。

ツーバーナーのポンピングレバーは右にありますから、ポンピングが若干やりにくかったです。コールマン何考えてるの?と思いましたが、コールマンも気づいたのか現在のクッキングテーブルはツーバーナーを右に置くように改善されているようです。

どなたか有効に活用していただければ幸いです。

出品者の人柄を理解してもらう上で、商品のネガティブな部分を正直に伝えようとする姿勢は大切だ。

間違っても「見た目は古いですがまだまだ使えます」などとは書かない。使えるかどうかは閲覧者の判断に任せている。「まだまだ使えるから買え」と言って買ってくれる人は居ない。

ネガティブな部分が伝わらないままに売れてしまって、その購入者に「思ってたんと違う」という状態になってほしくない。購入者に気の毒であるしトラブルに繋がる可能性もある。

またネガティブな部分を素直に表に出すことで出品者は正直な人物であると認識してもらえる効果も期待できる。

説明文はここまでである。これで1000文字の説明欄がほぼ埋まる。

価格が安いということも有るが、出品して数時間で売れた。商品の状態確認のコメントは入らなかった。これも商品の説明を詳しく書いた効果のひとつである。

ファンレターが来た

商品の状態に全く関係ないコメントが入った。ファンレターのようなコメントだ。スクリーンショットを貼る。

ファンレターのようなコメント

商品の説明文章を普通に楽しんでもらえたようだ。これにありがとうというコメントを返すと、同じ方から更にコメントが来た。

ファンレターのようなコメント

ワタシの商品説明文がこの方に刺さったようだ。「いろんな思いがあっての出品」「物を大事にしている方なんだな」等期待した効果が出ているようだった。やはり殺伐としたメルカリで温かく気持ちのこもった商品説明文は目立ち、人々の心を掴むのかも知れない。

商品説明欄が短いのはもったいない

そもそも商品説明欄は何を書けば良いのだろうか。メルカリ公式には商品説明欄に関して以下の様に案内がある。

■ 商品の説明
購入時期、使用回数、色、状態、使用例などを記載しましょう。
※ブランド品のご出品の際は、正規品の証明となるレシートやシリアルナンバー、ロゴやタグを写真に掲載し、入手経路も記載しましょう

メルカリ

この案内に従って商品説明欄を入力すると、文字数は100文字もあれば十分だ。とはいえ100文字で商品説明欄を入力するとあっさりとした説明になる。例えば以下のようなものだ。

あっさりとした説明文の例

非常にあっさりとした印象だ。ページをスクロールすれば商品の情報欄が有る。以下のものだ。

メルカリ 商品の情報欄

商品の情報欄が有るので、説明文はそんなに詳しく書かなくても必要な情報は購入者に伝わる、なので説明文はあっさりで良いという考えもある。

しかしせっかく1000文字まで入力できるなら活用しない手はない。上限の1000文字を入力したからと言って余計な手数料を取られるわけではない。

上記の「購入時期、使用回数、色、状態、使用例など」に加えて出品物にまつわる「ストーリー」を商品説明欄に書き加える事で付加価値を付与する事を思い立った。

出品物にまつわるストーリーを交えて商品説明欄を上限の1,000文字程度に仕上げた。そうするとその商品は速攻売れてしまった。いくつかの商品で試したがすべて売れた。この体験を共有したい。

ガラクタのツーバーナー

ガソリンツーバーナーを購入し、10年使用し、手放すに至った経緯

10年以上使用したColemanのガソリンツーバーナーを売った。これもガラクタだった。しかし商品説明欄を上限まで入力することで売却できた。

モノ・マガジンの影響で購入する

Colemanのガソリンツーバーナーをご存知ない方のために画像を添付しておく。

Coleman

キャンプでの調理に利用するガソリンを燃料とする二口のコンロだ。ワタシは高校生の頃に愛読していたモノ・マガジンに影響を受けてColemanのツーバーナーを購入した。

モノ・マガジンの好きなキーワードは「一生モノ」である。ワタシは素直にモノ・マガジンの布教を受け入れて、Colemanのツーバーナーを一生使おうと思って購入した。

購入地は三井アウトレットモール倉敷のColemanショップだ。10年以上前の事である。2万円程度だったと記憶している。

ガソリンツーバーナーにメリットが無かった

ガソリンツーバーナーを10年以上使った。デイキャンプや宿泊キャンプに持っていった。ガソリンツーバーナーは格好が良い。格好が良いのだが、「格好が良い」ということ以外にこれを使うメリットが無かった

カセットコンロは気温が低いとガスの気化が悪化して火力が弱くなるという欠点がある。また、カセットコンロは燃焼による気化熱でボンベの温度が低下してガスの気化が悪化し時間とともに火力が低下してしまう点も欠点だ。その点コールマンのガソリン燃料製品は寒さに強く、時間とともに火力が低下するということもない。

最近のカセットガスは低温に強い

ところが最近のカセットガス製品は寒さに強くなっている。イワタニのカセットコンロなどは、ヒートパネルと呼ばれる火力低下対策が実装されている。これは装着されているカセットボンベを温める機能で、多少気温が低くても火力が低下することがない。

またワタシは極寒の地でキャンプをすることは無い。子供を連れてのファミリーキャンプしかしないのだ。そのためガソリンの寒冷地に強いという特徴にメリットを感じなかった。

ガソリン製品は火力が強いという特徴に関しても、たしかにガス製品に比べればガソリン製品の方が若干強いのだが、ワタシはキャンプ場で中華料理をするわけでは無いのでコンロにそこまでの強火力を求めていなかった。

ガソリンツーバーナーのデメリットが多い

デメリットはたくさんあった。まず重くて大きい。車に積むと場所を取る。すごく邪魔。持ち運びにも体力を消耗する。

ガソリン燃料の取り扱いも面倒だった。燃料を補給しているとだいたいこぼす。手にガソリンが付くのは気分が良いものではない。

またガソリン燃料は価格が高い。一泊で1リットル位消費するのだが、1リットルで1,000円近くする。そしてガソリンはカセットガスに比べると売られている場所も少ない。カセットガスはコンビニでも手に入るというのに。

カセットガスを使ったら戻れなくなった

そんな不満を感じながらもガソリンツーバーナーを10年以上使っていたが、なにかの拍子にカセットガスコンロを購入したらこれがまあ無茶苦茶便利だった。下に紹介する。


イワタニのFORE WINDSのキャンプストーブだ。仰々しい名前だが要するにカセットコンロである。これが最高だった。ガソリンコンロの不満点をすべて吹き飛ばしてしまった。

カセットガスはどこでも売られている。コンビニでも100均でもスーパーでも手に入る。ガスの価格も一本100円程度と安価だ。燃料の補給も簡単だ。手が汚れて辺りがガソリン臭くなることなど無い。ガソリンツーバーナーを購入する前から分かりきっていた事だが、ガソリンツーバーナーを使用してカセットガスの便利さを余計に実感してしまった形だ。

カセットコンロ本体も軽量で、持ち運びに苦労しない。気軽にテーブルの上で調理ができる。必要であれば自宅のテーブルの上でも使用できる。大変便利だ。途端にガソリンツーバーナーを持ち出すことがなくなってしまった。ガソリンツーバーナーは一年以上倉庫の中で眠っていた。

メルカリで売りたいが問題がある

一年以上持ち出すことがなく「これは多分二度と使わないな」という結論に達した。倉庫の中でもガソリンツーバーナーは場所を取るので処分することにした。メルカリで売ろうと考えたのだがいくつか問題点があった。

全塗装していた

まず品物の状態が良くなかった。ワタシのツーバーナーは一度分解して全塗装したものなのだ。

ツーバーナーはスチール製である。何年か使用しているといろいろな所にサビが浮いてくる

カセットガスコンロを購入するまでのワタシはガソリンツーバーナーを一生使おうと思っていたので、サビが浮いてきたのは気に入らなかった。「一生使おうと思っているのに、このままではサビだらけになってしまうじゃないか!」

そこでサビを落として塗装をすることにした。一生使おうと思っているので、どうせならキレイに仕上げたかった。各パーツをバラして塗装した。

その時の写真が残っていた。

ツーバーナーをバラしてスプレー塗装

Colemanのツーバーナーは鉄板をリベットで留めて組み立ててある単純な構造だ。そのリベットをドリルで除去してパーツごとにバラバラにした

表面のサビをヤスリで落としてスプレーで塗装した。リベット留だったところはボルトとナットを使用して組み直した。

ボルトとナットを使用することで分解が簡単になり、何度でも塗装できると考えたのだ。一生使おうと思っていたからだ。結果的には一度しか塗装しなかったのだが。

ぱっと見はわからないかもしれないが、リベット留を外してボルト・ナットに交換してしまっているツーバーナーはジャンクの分類になる。これはメルカリで説明する必要があるだろう。

新たにサビが浮いている

また全塗装した上から新たなサビが浮いてしまっている。コールマンツーバーナーは本当に錆びやすい。

色味が合っていない

赤い燃料タンクも塗装したのだが、純正の色よりも明るい仕上がりになってしまった。燃料タンクに取り付けられている燃料コック部品が外れなかったため、マスキングで対応したが、マスキングが下手くそで一部純正の塗装部分が残ってしまい、ツートンカラーになってしまった。

シール・ステッカーに問題

純正のツーバーナーには数か所シールが貼ってあるのだが、塗装でこれも剥がす必要があった。塗装のあとで再びそのシールを貼り付けたがボロボロになってしまった。

純正は蓋兼風防の裏にも大きなシールが貼ってあるのだが、これが欠落している。着火の際に燃料が漏れていたのか派手に炎が上がり、このシールを焦がしてしまったため剥がして捨てたのだ。

シール類は注意書きや品番が書いてあるだけなので、無くても使用に支障はない。しかしこのシールがデザインの一部にもなっている。シールが有るから「コールマンのツーバーナーだな」と認識されるのだ。これらのシールが無いだけで一気にパチモノ感が出てしまう。

ガラクタだが使って欲しい

このように中古品として売るには色々と問題のある個体だった。ガラクタといって間違いない。普通ならば粗大ごみとして処分しているところだが、粗大ごみとして出すにも費用がかかる。

ガラクタに間違いないものだが、ワタシにとっては思い入れのある品でもあり捨てるのは忍びないという気持ちもある。誰かが使ってくれるなら嬉しい。

メルカリにこんなガラクタを買ってくれる人が居るだろうか。仮にいたとしてもこのガラクタの状態を細かく伝えないとクレームになったり返品要求をされる可能性も高い。

ガラクタツーバーナーをメルカリでトラブルなく買ってもらうために、出品の説明文を詳しく、そして若干のストーリーを添えて1000文字を埋めた。

ガラクタツーバーナーのメルカリでの説明文

コールマンツーバーナー メルカリ商品ページ

上記のガラクタツーバーナーを出品した際の説明文を貼っていく。品名にジャンクと入れた。

10年位前にコールマンショップで購入し、年に数回使用していました。

ガラクタツーバーナーのメルカリ出品説明文

購入時期と場所、使用頻度だ。嘘偽りない。

ボディに錆が目立ってきたため、3年前にボディを自家塗装しました。燃料タンクやバーナーのリング部も塗装しました。

その際にはボディのリベットを全て外しバラして塗装した後にボルトナット留めにしています。

燃料タンクを塗装した際は根本のマスキングの位置で色が変わっています。

フタ(風防)の内側のシールがありません。他のシールも一度剥がしたので、状態が良くありません。

ガラクタツーバーナーのメルカリ出品説明文

再塗装の内容と仕上がりを説明している。状態が良くないと伝えている。出品者は正直な人間だということを伝えたい意図もある。

今日点火テストを行ったところ、炎はメイン、サブとも青色で良好で、ポンプの動きも問題ありませんでしたが、一度バラして塗装したものですので、あくまでジャンクとして捉えていただきたいです。

塗装後に再び錆が浮いている部分もあります。
メンテナンスは純正のリュブリカントオイルで行っていました。タンクの加圧、気密は今のところ問題ありません。タンクを覗きましたが錆は見えませんでした。

ガラクタツーバーナーのメルカリ出品説明文

実際に着火テストを行った。使用に問題はなかった。作動部のメンテナンスもしっかりと行ってきた。しかし「まだまだ使えます」「使用年数の割には綺麗です」などは書きたくない。そこは購入者の判断に任せたい。事実だけを述べるにとどめている。

発送する品は、ツーバーナーの他に、コールマン純正のツーバーナー用バッグ(中古)、コールマンフューエルファネル(中古)、予備のツーバーナー用純正ジェネレータ(未開封)、予備の純正セラミックペーパー(未開封)、コールマンスーパーポンピング(中古)です。

写真のテーブルとすのこは付属しません。

ガラクタツーバーナーのメルカリ出品説明文
出品物と付属品

ガラクタツーバーナーにオプションパーツや補修用のパーツ、収納ケースなどの付属品を多数付けた。ワタシは本気で一生使おうと思っていたので、補修用のパーツも用意していたのだ。

ジェネレーターと呼ばれる部分が使用を重ねると交換が必要になると聞いていたので、その新品を予備パーツとして手元においていたのだが、ジェネレーターの交換が必要になるときは来なかった。

これらのパーツ類をワタシが持っていても特に使い道はない。個別にパーツとしてメルカリで売っても利益は出そうにないのでオマケとした。

コールマンのホワイトガソリン製品に惚れて、このツーバーナーは一生使い続けてやるぞと意気込んでいたのですが、ボディが大きく重いため、だんだんと持ち出すのが億劫になり、カセットガスのコンロを買ってしまった後は全く使わなくなってしまいました。

ガラクタツーバーナーのメルカリ出品説明文

ツーバーナーを購入した動機使わなくなった経緯を書いている。「億劫になり」というワタシの内面も発露している。内面を発露することでワタシが隠し事をしない人間だと暗に伝えている。

苦労してリベットをドリルで全て外し、ボルト留めにしたときには「これで今後は分解がやりやすくなった!再塗装で何度でも新品同様に蘇らせてやれるぞ!」なんて考えていましたが、結局塗装をしたのはその時一回限りです。ダメな人間です。

下手な塗装をしたジャンク品ですが、何らかの形でお使いいただける方があればと思い出品します。

燃料は抜きますが、燃料タンクの形状の都合で完全に空にはなりませんのでご容赦ください。

ガラクタツーバーナーのメルカリ出品説明文

再塗装をした経緯を書いている。「ダメな人間」「下手な塗装」という謙遜を入れている。ここでも出品者は悪者ではないという人間性が伝わることを期待した。

バッグに入れて段ボール梱包して送る予定です。
梱包や発送が大変そうなので、返品は受け付けませんので、ご購入の際は慎重にお願いします。

ガラクタツーバーナーのメルカリ出品説明文

返品を受け付けないというのはメルカリルール違反だが、一応返品を受け付けないと記載している。ジャンク品のため購入には慎重を期してほしいという願いを込めている。

ここまでで、1000文字弱である。

ガラクタツーバーナーが速攻売れた

このガラクタツーバーナーを送料込の5,000円で出品したところ、すぐに売れてしまった。とくにコメントなども入らずいきなり売れた。あまりにも簡単に売れたのでもうちょっと価格を上げればよかったかと若干後悔したほどだった。

到着後もクレームはなく受取評価も「良かった」となり取引が完了した。手数料(500円)と送料(1,200円)を引いた販売利益は3,300円だった。粗大ごみの処分料を払うことを考えれば満足な結果だった。

若干損傷のあるアウトドアワゴン

コールマンアウトドアワゴン

コールマンのアウトドアワゴンは一部損傷のあるものだがメルカリに7,500円で出品して1000文字の説明文を添えたらすぐに売れた

使いにくかった

コールマンのアウトドアワゴンだ。見た目に惚れて購入したのだが、実際使ってみると非常に使いにくい。行きたい方向に向いてくれない。

ハンドルは左右に稼働するのだが、ハンドルを左右に傾けてもタイヤの舵がそちらに向く訳では無い。ハンドルとタイヤが連動していないのだ。横に傾斜している道だと自然と横に流れていく。それに抗いながら行きたい方向に強引に引っ張っていける力が必要である。

ワゴン自体の重量や嵩も大きい。ワゴンを車に積むのも苦労するし、車に積めば場所を取る。

キャンプで使うことを想定してこのワゴンを購入したのだが、キャンプでも使うことが殆どなかった。荷物を運ぶ必要のないオートキャンプ場ばかりに行くようになったからだ。

あまり使っていないが新品同様と言うわけでもない。ワゴンの底に敷く板の一部が割れている

割れた底板

購入した直後に子供を載せて近所を練り歩いたときに割れてしまったのだ。底面に謎の汚れもついている。

購入したのは2017年の5月だった。Amazonで新品を12,744円で購入していた。現在Amazonでは安いときなら9,000円位になっている。

購入してから5年が経過していた。倉庫に眠っていたが、倉庫を片付けたいのでこれも手放すことにした。底板が割れているがメルカリでは割と人気商品のようなので、値下げ交渉を見越して相場より少し高めの7,500円で出品した。

新品が9,000円なのに5年使用した中古品が7,500円では少し高い気もしたが、値下げ交渉も考慮してとりあえず出してみたらその価格ですぐに売れてしまった。

これにも説明文をたっぷりと添えた。以下に紹介する。

メルカリに出品したアウトドアワゴンの説明文

アウトドアワゴンのメルカリ商品ページ

ワゴンの中に敷く底板が、四枚連結された形状になっています。そのうち端の一枚の内部の板が割れて2枚に分かれています。写真の3枚目の状態です。
また、底板が汚れています。

数年前に購入して5回くらい使用した後、倉庫にしまっていました。

メルカリに出品したアウトドアワゴンの説明文

いきなり欠点から説明した。底板の割れと汚れを伝えている。欠点の説明は重要だ。

見た目に一目惚れしました。格好いいじゃないですか。子連れのファミリーがこのワゴンにピクニック道具や、おもちゃを積んで引っ張っているのを見てしまったんです。おしゃれだなあ、幸せそうだなあと羨望の眼差しで見つめてしまいました。気づいたらAmazonでポチっていました。

初めて使ったときには嬉しかったですね。一気に自分のレベルが上がった気がしました。みんな、僕を見て!Colemanのワゴンだよ!おしゃれでしょ!有頂天でした。

メルカリに出品したアウトドアワゴンの説明文

アウトドアワゴンを購入した動機と初めて使ったときの感想だ。今回は少しコミカルさを出して軽い感じで書いた。出品者が悪い奴では無いと言うことが伝わることを期待している。

ただし、問題点もありました。このワゴン、重いんですね、ワゴン自体が。しかも折りたたんでも結構でかいです。荷物が多いからこそワゴンが必要なんですが、ワゴンを車に積むと、車に詰める荷物の量がその分減ってしまうんです。ワゴンがトランクルームで幅を利かせるから。

でも、使いたいじゃないですか。おしゃれだから。頑張ってキャンプに持っていきましたよ。車をサイトまで入れることのできないキャンプ場です。

メルカリに出品したアウトドアワゴンの説明文

ワゴンの弱点である重量を説明した。このワゴンは骨組みがスチール製で11kgある。本当に重い。車に積むのは苦行だった。

このワゴン、意外と荷物を積めないんですよね。もちろん手で運ぶよりは能率は上がります。しかし、そういう車の入れないキャンプ場って、大抵受付で台車を貸してくれるんです。そういう貸出用の台車と積載量は大して変わりません。

また、このワゴンのハンドルとタイヤの向きは連動していません。そんな高度な機能はついていません。ハンドルを行きたい方向に向けても、タイヤをついて来させるには腕力が必要です。特に路面が横に傾いているところでは、傾斜にタイヤを持っていかれないように引っ張る手に力を込める必要があります。

メルカリに出品したアウトドアワゴンの説明文

またワゴンのデメリットを説明した。このワゴンを欲しがる人は実用性はそんなに求めていない。商品の雰囲気やコールマンというブランドに惹かれている人が多い。

なので正直に「商品を使った上で感じたデメリット」を説明することで出品者の正直な人柄が伝わることを期待しての書き込みだ。

子供が小さかったんで、子供を載せて引っ張ったりもしました。子供はめちゃくちゃ喜んでくれました。楽しかったです。ただ、おそらくそのときに底板の一部が破れてしまったんだと思います。今では子供も大きくなり、載せて引っ張っても「恥ずかしいから降ろして」と言われそうです。

どなたか、有効に活用していただければと思います。

子供がワゴンの上で楽しんでいた思い出は私の心の中に留めるので、出品物には入りません。

メルカリに出品したアウトドアワゴンの説明文

ワゴンを使った思い出話を入れた。一番最後の一行はオチを付けるために入れたが、今読むと「サムいな」と思った。なくても良いと思う。商品説明欄はここまでで1000文字弱だ。

このアウトドアワゴンもコメント等なくいきなり売れた。商品説明欄の文章からワタシが真面目な人間でメルカリで相手を騙すような真似はしないということが伝わったのかもしれない。

コールマンバックヤードシェード

重いものは使わなくなる

最後にもう一つ出品物を紹介したい。コールマンバックヤードシェードというタープテントである。

コールマンバックヤードシェード

側面についているベージュのシートは別売りだった。どちらも2012年頃に同時に購入した。10年モノである。タープテントが1万円位でベージュのシートが3,000円くらいだったと思う。合計で13,000円くらいということになる。

このタープテントも重い。約12kgだ。柱がスチール製のためだ。最近のタープテントは柱がアルミ製のものも有るようだ。使用したのは10回くらいだと記憶している。

重たすぎるのでやはり持ち出すのが面倒になるのだ。倉庫から出すのが重い。車に積むのが重い。車から設営場所まで運ぶのが重い。組み立てるのが重い。重いということは使用しない事に繋がってしまうというのがワタシの得た教訓だ。

10年以上前に購入したものだ。収納ケースの取手が千切れてしまっている。コールマンに限った話では無いかも知れないが、この手の取手は数年経つと100%千切れる

また収納ケース自体もボロボロになっている。10年の時の長さを感じさせる。

このタープテントも使わなくなって倉庫に仕舞っていたのだが、収納状態でも結構場所を取る。邪魔になったので処分することにした。

モノが大きくて重いので送料が嵩みそうだ。送料と手数料を考慮すると最低でも2,000円はかかりそうだ。モノが大きいので写真撮影や梱包も面倒くさそうだ。それらの手間賃も考えると売るなら最低3,000円位にしたい。だがこんな10年モノのボロくて重いタープテントを3,000円以上で買ってくれる人が居るとも思えない。

とはいえ粗大ごみに出すと処分料がかかる。ジモティーに出して無料で持って帰ってくれる人を探すことも一瞬頭をよぎった。いろいろな事をウジウジ一週間考えていたのだが、結論としてまずはダメ元でメルカリに出品することにした。

メルカリに出品

バックヤードシェードのメルカリ商品ページ

近所の公園で寒空のもとコールマンのバックヤードシェードを組み立てた。重いので公園に持っていくのも一苦労だった。数人の小学生が好奇の目で見てくるのが辛かった

公園でバックヤードシェードを設営するとフリマーケットを始めそうな絵面になってしまったので、小学生が物珍しげに見てくるのも仕方ないことだった。

写真撮影をそそくさと済ませて帰宅してからメルカリに5,300円で出品した。値引き交渉を考慮した価格だが、商品撮影が思いの外大変で、小学生に見られるのが恥ずかしかったので高めにしてしまった。商品説明欄を紹介していく。

バックヤードシェードの商品説明欄

2012年頃に近所のアルペンで購入しました。サイドシェードはAmazonで購入しました。

柱がスチール製で、大変重い(約12kg)です。支柱を伸ばしすぎると抜けてしまうことがあるため、伸ばす際は注意が必要です。外袋はボロボロで、取手がちぎれています。テント部分はシワシワです。支柱には無数の傷が見られます。
サイドタープのコールマンロゴに剥がれがあります。

バックヤードシェードの商品説明欄

購入時期と購入店から入った。さっそく商品のデメリット・欠点を述べている。欠点だらけである。

現在はキャンプでテント泊もこなしていますが、コレを購入した当時の私はアウトドア遊びは全くやらないインドア人間でした。

アパートの隣の部屋の方(仮名:山田さん一家)が川原でのバーベキューに連れて行ってくださったんです。そのときに山田さんが持っていたのがこのバックヤードシェードと同じものでした。

バックヤードシェードの商品説明欄

ワタシがバックヤードシェードを購入した経緯の説明に入っていく。山田さん(仮名)が登場する。実際昔住んでいたアパートのお隣さんがこれを持っていた。

山田さん一家はバーベキュー道具一式を持ってきてくれました。このバックヤードシェード以外にもバーベキューコンロ、トーチバーナー、アウトドアテーブル、アウトドアチェア、クーラーボックス等沢山のアイテムを持って来てくれたんです。

バックヤードシェードの商品説明欄

山田さんとバーベキューに行ったエピソードに入っていく。実際山田さんとバーベキューに行った。色々と道具を持ってきてくれてワタシは手ぶらバーベキューだった。

その日は天気の良い秋の日でした。山田さんが手際よくテキパキと用意してくださるのを、私たちは何をお手伝いしたら良いかもわからず見守るばかりでした。唯一お手伝いできたのがこのバックヤードシェードの組み立てでした。

川原でバックヤードシェードを組み立てて、チェアを置くと、そこに自分たちの陣地が出来上がるんですね。チェアに腰掛けて顔に当たる秋風を感じるのがいい気分でした。

バックヤードシェードの商品説明欄

バーベキューの情景が浮かぶ描写を入れた。バックヤードシェードを使用すれば楽しいバーベキューができるよということを想像してもらう狙いがあった。

シェードを組み立てた後に山田さんはバーベキューコンロを組み立てます。そこに炭を投入して、手際よく火起こしをしていきます。トーチバーナーで炭を炙る山田さんの姿は格好良かったです。

しばらくして炭が落ち着くとバーベキュー開始です。都会の喧騒を離れた河原に築かれた自分たちのプライベートスペースで食べる食事の味は最高でした。山田さんは格好良すぎました。

バックヤードシェードの商品説明欄

バックヤードシェードを設営してバーベキューを行う楽しさを説明している。また、そこで見た山田さんの格好良さを伝えることで、バックヤードシェードを使用すれば格好良い感じになれる可能性を感じてもらっている。

次の休みにはこのバックヤードシェードを買いに行きました。サイドタープがあったほうがプライベート度が上がると気づき、Amazonで注文しました。

その後アウトドアレジャーの楽しさにハマり、色々と道具を買っていく中で、このバックヤードシェードは5回使った後に倉庫に眠らせていました。

どかたか有効活用していただければと思います

バックヤードシェードの商品説明欄

衝動買いした様子を伝えている。バックヤードシェードから入ってアウトドアにハマって今に至るワタシという人間の一面を紹介することで、出品者が購入者を騙したり陥れたり暴利を貪ったりするような悪い人間では無いことが伝わることを期待して全体にストーリーを入れてみた。

価格交渉が入るも出品価格で売れる

出品すると今回はコメントから商品状態の確認と価格交渉が入ってきた。タープの破れが無いかの確認と、値下げ依頼だ。

バックヤードシェードに入ったコメント

5,300円を5,000円に下げて欲しいとの交渉だった。

ワタシは値下げ交渉に弱い。300円の値下げなどお安い御用である。「5,000円?いいよ~!」と返事をしようとしたら、その前に他の人が5,300円で購入してくれた。

10年前に13,000円で購入してボロになったタープが5,300円で売れてしまった。満足な結果である。

情報は付加価値となる

ストーリーが購入につながる

メルカリの商品説明欄の文字数を上限まで使用して商品にまつわるストーリーを挿入する。商品の魅力が購入者に伝わるだけでなく、出品者が悪い奴ではないということを購入者に伝えることが出来る。結果として購入につながった可能性が有るという事例を紹介した。

プロフィール欄は誰も見ていない

メルカリには出品者のプロフィール欄も有る。出品者の人柄を伝えたいならプロフィール欄で伝えるという方法も有るのだが、メルカリの購入者はプロフィール欄を全く見ていない

見るとしても商品の購入を決意した後で「コメント無しで即購入しても良いのかな?」という確認のために見るくらいなものである。

プロフィール欄に「コメントしてから購入してください!」「価格交渉しないでください!」「買う気のないいいね禁止!」などとマイルールを色々と記入している人も居るが、あれは誰も見ていない。そればかりか、マイルールの羅列は出品者の人間性を疑われるだけだ。

せっかく商品が売れそうになっても、プロフィール欄を見た購入検討者が「危なそうな出品者だな、関わりたくないな、購入はやめておこう」と購入を思いとどまる可能性も有る。販売に悪影響があるのでマイルールの羅列はやめておいたほうが良い。

品物の情報に価値を感じる

品物の背後に有る経歴や物語といった情報に人間は価値を感じるのである。

ビンテージレプリカという付加価値

アパレル業界に「ヴィンテージレプリカ」というジャンルが有る。衣類の歴史にまつわるストーリーを付加価値として商品に持たせたものだ。

過去の衣類を再現して製造している。例えば「1947年リーバース製ジーンズ」を模したジーンズが3万円以上で売られ、購入されている。衣類としての機能は4,000円のユニクロのジーンズと変わるものではない。

「古き良き時代の製品と同じ作り方をしている」「現代の大量生産とは違い、手間をかけて作られている」という情報がジーンズの価値を高めているのだ。

藤井聡太が食べたという付加価値

棋士の藤井聡太が将棋の対局中におやつとして食べたお菓子が発表されると、店の棚のそのお菓子が売り切れになってしまう。そのお菓子は以前から同じ味、同じ見た目で売られていたものだ。藤井聡太が食べたからといって味や価格が以前から変わったわけではない。しかし「藤井聡太が対局中に食べた」というストーリーを聞いた人はそのお菓子を欲しくなってしまう。

「藤井聡太が対局中のおやつにしたお菓子」という情報がそのお菓子の価値を高めている。

メルカリの出品物にも付加価値を

メルカリに出品する商品も付加価値を持たせる事は可能だ。

「雑に使われた商品」と、「大切に使われた商品」のどちらかを買うとしたら、たとえそれらが全く同じ状態の品物のだとしても「大切に使われた商品」を選びたいと言うのが人間の心理だ。

商品説明欄を利用して情報を付与することで付加価値を高められる。「大切に使われてきた」「それを使って楽しく遊んでいた」「出品者の人柄が良い」これらの情報が付加価値となり出品物の購入につながる。

今回の記事でそのような事例を紹介した。興味の有る方はぜひ実践して結果を教えて欲しい。