関西人が何でもソースをかけると自慢して来るも 大嘘だった話

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弁当の小袋が許せない

自宅と職場の冷蔵庫にイカリソースの「ウスターソース」を常備している。

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家にはカゴメの中濃ソースもある。これは家族が愛用しているのだがワタシには中濃ソースは少し甘すぎる。

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職場で昼食に宅配弁当を取っている。その弁当にはしばしば小袋のソースが入れられているのだが、あれが嫌いだ。ソースの味が嫌いなのではない。小袋のソースを使うと手が汚れるのが嫌いなのだ。

弁当についてくる小袋ソースのイメージ

ワタシの取っている弁当は、小袋のソースがオカズに添えてある。例えばコロッケがオカズに入っていると、そのコロッケの横に小袋のソースが置いてある。「コロッケにかけてな」という製造者の配慮かもしれない。

だがあれはやめてほしい。オカズとソースの小袋を接触させるのはやめてくれ。オカズに添えられた小袋ソースは大抵油まみれになってしまっている。それを使うと必ず手が汚れる。食事の前に手を洗ったのにまた汚れてしまう。

手が汚れるのを警戒してティッシュペーパーでそのソースをつまみ上げて、きれいに拭いてから使うのがベストなのだが、そのためにティッシュペーパーを一枚使うのが気に入らない。

小袋のソースを使うために神経をすり減らさなければならないのが嫌だ。

前述したように手の汚れを気にしなければならないのも神経をすり減らす原因の一つなのだが、ほかに嫌なポイントがある。小袋のサイズが小さすぎて開けるのが難しすぎるのだ。

「こちら側のどこからでも切れます」と書いてはあるがそれを全面的に信用すると痛い目に遭う。どこからでも切れるからと不用意に力を加えるとおかしな開き方をしてソースが飛び散る。

だからといって遠慮がちに力を加えていたのでは全く開かないことがある。ソースに付着した油分で手が滑るのもイライラする。中途半端に開けてしまって、開口部が小さいままでソースがなかなか出ないからと力を加えると、ソースがあらぬ方向に飛び散ってしまうこともある。

小袋のソースは神経をすり減らす原因なのだ。

だから私は小袋のソースが入っていても手を付けない。自分で用意したボトルの「イカリ ウスターソース」を使用する。容量の限られた小袋のソースと違い、自分で用意したボトルソースなら例えばコロッケをソースでジャバジャバにすることもできる。誰しもコロッケをソースでビチャビチャにしたいときがあるのだ。

ウスターソースも中濃ソースもお好み焼きソースも根は同じ

ソースの中でもワタシはウスターソースが好きだ。中濃ソースとかお好み焼きソースは使わない。甘すぎる。ウスターソースのピリリとした刺激がいい。

「お好み焼きにはお好み焼きソースでしょ」という固定概念に囚われている人は是非試してみてほしいのだが、ウスターソースはお好み焼きにも合う。ウスターソースはサラサラなためお好み焼きソースのようにベットリと付着することがないのが良い。付着しすぎないのでお好み焼き本来の味を壊すことがない。キャベツや肉の素材の味を感じることができる。それでいてソースの甘味や辛味や香りも加わることでお好み焼きをより美味しく食べられる。

とはいえお好み焼きに何をかけるかは個人の好みの問題だ。醤油をかけてもいい。ワタシは醤油をかけたお好み焼きも好きだ。めんつゆでもいい。

ワタシが気になったのはウスターソースというネーミングだ。

ウスターソースはお好み焼きソースや中濃ソースに比べると液体の粘度が低い。比較的サラサラしている。粘度としては「薄い」といえそうだ。まさか「薄い」から「薄ター」が語源になっているのではあるまいか。と気になった。いくらなんでもそれは安直すぎやしないか。

それならば中濃は「濃イター」になるのではないか、お好み焼きソースは「オコター」になるのではないかなどと考えながら「ウスターソース 語源」とググってみた。

薄ターが語源ではなかった。ウスターシャ地方で作られたからウスターソースだそうだ。

その名はイギリスの地名から誕生したウスターソース


19世紀初め、イギリスの「ウスターシャ地方」でのこと。ひとりの主婦が、あまった野菜や果物をスパイスと一緒に壺で保存しておいたところ、野菜や果実が溶け合って見たことのない液体に…。その味わいが評判を呼んで「ウスターソース」として販売されたことが現在につながる名前の由来にもなりました。

ブルドックソース

ワタシは使用したことがないのだが「濃厚ソース」というものもあるそうだ。中濃ソースより更に濃いものだ。ちゃんと定義があって「粘度2.0パスカル秒(Pa·s)以上」のものが「濃厚ソース」になるそうだ。

濃厚ソースとは
「濃厚ソース」とは「ウスターソース類」の内、粘度粘度2.0pa・s以上のソースです。

「濃厚ソース」は「中濃ソース」と比べ、でん粉や増粘剤等による粘度が高くしっかりとした味わいが特徴です。

「どろソース」「とんかつソース」「お好みソース」はこの「濃厚ソース」へ分類されます。

オリバーソース

パスカル秒というのは粘度の単位だ。数字が大きいほどドロドロしていると言える。

パスカル秒(パスカルびょう, 記号:Pa·s)は、SIにおける粘度の単位である。

1パスカル秒は、流体内に1メートル(m)につき1メートル毎秒(m/s)の速度勾配があるとき、その速度勾配の方向に垂直な面において速度の方向に1パスカル(Pa)の応力が生ずる粘度(Pa/((m/s)/m) = Pa·s)と定義されている。

ウィキペディア パスカル秒

ついでに紹介すると中濃ソースとウスターソースも粘度で分類されている。

中濃ソースとは
「中濃ソース」とは「ウスターソース類」の内、粘度粘度0.2pa・s以上2.0pa・s未満のソースです。

オリバーソース

ウスターソースとは
「ウスターソース」とは「ウスターソース類」の内、粘度0.2pa・s未満のソースです。

オリバーソース

もっとついでにいうとJAS規格の中では、中濃ソースも特濃ソースも全部「ウスターソース類」になる。ウスターソース類の中の粘度の違いで分類されているのだ。

JAS規格によるとソース(ウスターソース類)は3つに分類されます。

分類の基準は「粘度」のみとなり、「ウスターソース」(粘度0.2pa・s未満)/「中濃ソース」(粘度0.2pa・s以上2.0pa・s未満)/「濃厚ソース」(粘度2.0pa・s以上)と分類されます。

一般的な名称で呼ばれる「お好みソース」はあくまで一般名称での種類です。JAS規格による分類では濃厚ソースという種類に分類されます。

オリバーソース

ソース好きだと主張する団塊関西人

ワタシは関西人に対してソースが好きという偏った印象を持っている。こういうのを偏見と言うのだがワタシの知り合いの関西人(団塊世代男性)はソースが好きだと自分で主張していた。

知り合いの関西人(団塊世代男性)すなわち関西出身のオッサンは駐車場の管理人だった。仕事でそのオッサンの管理する駐車場を借りてそこで作業していた。3年くらい借りていてそのオッサンとも話す機会が多くあった。

オッサンは奈良出身だと言っていた。多くの関西人の例に漏れず、そのオッサンも自分が関西人であることに誇りを持っているような人だった。まず岡山に長く住みながら関西弁を手放そうとしなかった。そして短気だった。

そのオッサンの管理する駐車場は袋小路の奥にあり、しばしば県外ナンバーの車などがそこに迷い込んできた。迷い込んだ車がそこでUターンでもしようとすればたちまち「コラー!どこでUターンしてんねん!バックせんかーい!」と怒鳴るような人だった。

オッサンの同郷であろう奈良ナンバーでも容赦はなかった。その後「ちゃんと断ればUターンさしたるのに」とブツブツ言うのも毎回忘れなかった。ただの管理人なのだが駐車場の所有者のような振る舞いだった。管理人としては優秀かもしれないが仮に怒鳴られたのが観光客なら二度と岡山には来ないだろう。

オッサンはしばしば団塊世代の関西人としての矜持を語った。「ボクらは関西育ちやから何でもソースかけるよ」としばしば語ってくれた。

「何でもソースをかけるんですか」とワタシがオウム返しするとオッサンは嬉しそうに「そうだよ、カレーには必ずソースかけるね」と言った。なぜか誇らしげに言った。

カレーにソースをかける人が居るというのは聞いたことがある。団塊世代はカレーにソースを掛けるのだ。とにかくカレーが出てきたらソースを掛けないと気がすまない人が居るらしい。ラーメンにコショウをかけるのと同じ感覚だろうか。

オッサンは続ける。「カレーにはソースかけないと物足りないよね。ボクら関西人やから。チャーハンにもソースかけるよ、ドボドボかけるね、関西人やもんね」

オッサンはチャーハンにもソースをかけるというではないか。チャーハンの味が台無しになってしまいそうだ。そんな奴このオッサンだけではないだろうか。ググってみた。

大阪の方々は本当に皆さん炒飯にソースをかけて食べていますか?

必ずしも大阪のの人がウスターソースを炒飯にかけるとは言いませんが、確率は高いですよ。

教えて!goo

かなり省略したがリンク先を見てほしい。関西人は本当にチャーハンにソースをかけるようだ。

駐車場のオッサンは機嫌よく喋る。さらに聞いてみた。

「とんかつやコロッケにももちろんソースをかけますよね?」

「そうだね、ドバドバかけるよ、関西人ソース好きやからね」

揚げ物にソースが合うというのは想像がつく。ワタシは追加で質問をした。

「ひょっとして天ぷらにもソースですか?」

途端にオッサンの顔が曇った。真剣に考えている。やがてオッサンは答えた。

「天ぷらには塩やね」

なんということだろう。あれだけ「関西人ソース至上主義」を唱えていたオッサンが、揚げ物である天ぷらにはソースをかけずに塩をかけると言うではないか。そこは嘘でも「天ぷらにももちろんソースやね」と答えてほしかった。

オッサンは続けた。

「天ぷらは天つゆでもええね」

何なんだ、このオッサンは。天ぷらに天つゆが合うというのを知らない日本人は居ない。それをわざわざここで表明したのはどういう意味があるというのだ。2分前まで「関西人はソースやね」といっていたのは何だったのだろう。

確かに天ぷらに天つゆは合う。オッサンはそんなことを言いたかったのか。そんな腑に落ちない思いを抱きながらも気の小さいワタシは話を合わせてしまった。

「天ぷらは天つゆですよね」「そうやね」「そうですね」

日常会話に意味などほとんど無い。この会話にも意味はなかった。ただオッサンの中途半端な関西人気質自慢を聞いただけだった。天ぷらに何をかけても自由なのだ。関西人が天ぷらを天つゆで食べたからと言って非難される筋合いはないだろう。

後日インターネットで調べてみると、天ぷらにもソースをかける関西人も数多くいるらしい。個人的には玉ねぎの天ぷらにはソースがよく合うと思う。