マイクやヘッドホンを接続
PodTrak P4単体では録音や再生が出来ない。PodTrak P4にはマイクやスピーカーが内蔵されていない。マイクやヘッドホンを接続する必要がある。今回はPodTrak P4への周辺機器の接続を紹介する。
PodTrak P4単体
PodTrak P4単体の様子。コンパクトなボディだ。これに周辺機材を繋いでいく。
モバイルバッテリー
電源端子はUSB-C
今回はPodTrak P4の電源としてモバイルバッテリーを接続する。PodTrak P4側はUSB-Cだ。USB-Cは最近のAndroid端末やNintendo Switchで採用されている規格である。
写真のモバイルバッテリーは2014年(7年前)に購入したAnkerの7800mAhのもの。USB-Aの挿入口がiPhone用とAndroid用に分かれている。これは古いタイプで現在は分かれていないようだ。
10時間以上稼働
PodTrak P4とこのモバイルバッテリーで、どのくらいの時間バッテリーが持つのか、一度実験をしたことがある。7800mAhバッテリーを繋ぎ録音状態で放置した。そのまま寝てしまった。
朝起きるとまだ稼働している。録音時間は11時間時間を超えていた。モバイルバッテリーの残量は4目盛り中2目盛りだった。7800mAhモバイルバッテリーで10時間以上録音できるということだ。
一日に10時間以上ポッドキャストの録音を行うことは無いので、それだけ動いてくれれば充分だ。
乾電池と併用も可能
PodTrak P4は乾電池でも作動する。乾電池での作動時間は単3乾電池2本で4時間程度とされている。両方接続すると、USB電源が優先して使われる。USB電源で使用する場合も乾電池を入れておけば、バックアップ電源の機能を果たしてくれる。不意にUSB電源が途絶えた時にそのまま乾電池で作動してくれるので切れる心配が無い。
マイク
XLRケーブル
XLRケーブルを介してマイクを接続する。XLR規格はマイクでよく使われている。一般によく売られているプラグ端子のマイクは繋がらないのでマイクを購入する際は注意が必要だ。
PodTrak P4の上部にケーブルを挿入する。マイクは4本まで接続することが出来る。
PodTrak P4ではダイナミックマイクとコンデンサーマイクの両方を使用することが出来る。写真のマイクは筆者が購入した激安ダイナミックマイクだ。
2021年にAmazonで2,200円で購入した。これを選んだ理由は「価格の安さ」と「ケーブルが付属している」という2点だった。
ポッドキャストをやっていみようと思い立ってマイクを選んでいた。計画していたポッドキャストはパーソナリティーが二人なので、マイクも2本必要だと思った。漫才みたいに2人で1本のマイクに向かって喋るのは流石にキツイ。
1万円のマイクなら2本買えば当然2万円の出費になってしまう。勢いでポッドキャストを始めても、すぐに辞めてしまうかも知れない。もしも永く続いたらその時改めて高級なマイクを検討すれば良い。とりあえず安いものを、ということで上記のマイクを選んだ。
この選択は正解だった。音が良い。しかも頑丈だ。床に何度か落としたがびくともしない。コンデンサーマイクの場合は扱いがデリケートで、衝撃などは厳禁だが、筆者の購入したダイナミックマイクは頑丈な点も特徴の一つだ。
失敗だと思った点もある。付属のマイクケーブルである。何度かの使用でマイクが反応しなくなった。原因は付属ケーブルの断線だった。分解してみたらマイクケーブルは素人目にもチャチな作りだった。マイクとケーブルのセットで2,200円と激安だから文句は言えないだろう。
そのためケーブルを追加で購入した。
Amazonベーシックのマイクケーブルを購入した。1,500円くらいだった。先述のマイクとセットのケーブルは長さが5メートルあり、邪魔で仕方がなかった。ムダに長いケーブルは不要という知見を得てケーブルの長さは1.8メートルのものにした。
自室のテーブルの上で収録するには1.8メートルで十分だった。また、Amazonベーシックのマイクケーブルは作りもしっかりとしているようで断線の心配はなさそうだ。執筆時約1年使用しているが、接触不良や断線の気配は全くない。
ヘッドホン
ヘッドホンも激安の物を購入した。激安マイクを選んだのと同じ理由だ。
オーディオテクニカの安いヘッドホンだ。恐らくすぐに壊れるだろう、壊れたら少し良いのを買おうと思っているのだが全く壊れる気配が無い。耳あてが小さいため、装着時は耳たぶの上から押さえつけるようになる。最初は耳が痛くなったが、何度か使用していると気にならなくなった。壊れたら耳を完全に覆うものを買う予定だ。
モニターしながら録音
自分の声を録音する際は、どのように録音されているかをヘッドホン等でモニターしながら(聴きながら)の方がやりやすい。必ずしもモニターしなくても録音は出来るが、自分の声がどのくらいのボリュームで拾われているかが分からないのは喋りづらい。
他の人の声も聞こえる
PodTrak P4には4本までマイクを接続できる。複数のマイクを接続して録音する際は、接続した全てのマイクの音声も一緒にヘッドホンでモニターできる。接続した全てのマイクの音がミックスされ(ミキシング)、録音されながら、全てのヘッドホンから出力される。
ジングルも聞こえる
PodTrak P4にはジングル(番組の節目の短い音楽)を再生する機能がある。ジングルはボタンひとつで再生することができる。ジングルもリアルタイムでモニターしながら録音できる。
3.5mmステレオミニジャック
ヘッドホンプラグをPodTrak P4ボディ下部の3.5mmステレオミニジャックに接続する。PodTrak P4ボディの上下とサイドにケーブルが接続されることになる。
再生をモニター
収録した音声をPodTrak P4で再生することも出来る。ただしiPhoneの様に音をスピーカーから出力することは出来ない。PodTrak P4には内蔵スピーカーが無いのでヘッドホンが必要だ。
結構大きくなる
放たれるメカ感
PodTrak P4にバッテリーとマイクとヘッドホンを接続した状態の写真だ。なかなかのメカ感が出る。まるで音楽関係や放送関係のプロみたいな雰囲気を醸している。
ケーブル縺れに注意
上の写真はまだマイクとヘッドホンが一本づつしか接続されていない。まだ本気を出していない状態だ。PodTrak P4はそれぞれ4本ずつ接続することが出来る。
スペースが必要
マイクとヘッドホンをそれぞれ4本づつ繋ぐとかなりの大きさになると思われる。PodTrak P4の本体はコンパクトだが、4本のマイクを使用しての収録の際にはある程度のスペースを確保する必要があるだろうと想像する。油断しているとケーブルが縺れてしまうだろう。