【PodTrak P4】ポッドキャストの録音に使用
ポッドキャストの収録に使用している機材の紹介記事だ。
今回紹介するのは録音機材のPodTrak P4。今記事では主に外観と仕様に着目する。
ポッドキャストの音質が気になる
このブログの筆者であるワタクシいしはらは「たくだん」というポッドキャスト番組を配信している。
世の中には数多のポッドキャスト番組が配信されている。音質が良い番組もあれば、モゴモゴと音がこもってしまっている番組もある。
ワタシはポッドキャストを聞いていて音質が悪いとそればかりが気になって話に集中できなくなる。せっかくポッドキャストを配信しても音質が悪いと聞いてもらえそうに無い。
スマホひとつで配信可能らしい
現在はスマホでも録音できるらしい。
Anchorの魅力の一つは、特別な機材を(パソコンさえ)必要とせず、録音、編集をスマートフォンアプリ上で完結できる点です。AnchorはiOSとAndroidに加え、ブラウザでもご利用いただけます。
For the Record
利用したことが一度もない。確かにスマホは高性能化しているが、スマホでの録音は眉唾だろうと懐疑的に見ている。反響音の入ったこもった音になりそうな気がする。
「たくだん」のテーマは不動産や宅建である。どれだけの人がこのテーマの話を聞いてくれるだろうか。よくある歴史モノのポッドキャストに比べると不動産や宅建はかなりマイナーなテーマである。ただでさえマイナーな内容の番組なのに、音質まで悪いとなると誰も聞いてくれないだろう。
PodTrak P4で録音している
そこで収録にはPodTrak P4(ZOOM)という機材を使用している。PodTrak P4はポッドキャスト収録のための複数の機能をこなしてくれる。色々と迷った挙げ句にPodTrak P4を購入して良かった。気に入ったので2台も購入してしまった。といっても、2台購入したのはリモート収録を高音質で行うためなのだが。PodTrak P4を購入して良かったという喜びをシェアしたい。
PodTrak P4の外観や特徴を今記事で紹介する。
コンパクトな機材
下の写真がPodTrak P4だ。手はワタシの手だ。PodTrak P4は片手で持てるほどのコンパクトな機材だ。上部が少し広がっているのは接続端子の関係である(後述)。
PodTrak P4の外形寸法は【幅112 mm × 高さ155 mm × 厚み47 mm】。ちょうど文庫本と同じくらいの大きさだ。
PodTrak P4の重量は本体のみで約290g。350ccの缶ビールよりも軽い。乾電池を入れるとちょうど同じくらいか。
記録媒体
PodTrak P4の記録媒体はSDカードを使用だ。つまりPodTrak P4に挿入したSDカードに音声が録音されていく。記録フォーマットはWAV。WAVは一般的な音声方式の一つだ。
WAVとは、音声データを記録するためのファイル形式の一つ。Windowsが標準で対応している形式として有名で、ファイル名の標準の拡張子は「.wav」。
IT用語辞典 e-Words
マイク接続端子
PodTrak P4のボディの上部にマイクの入力端子が4つ並ぶ。マイクは4本まで接続可能。マイクの入力端子はXLRジャックというものだ。
恥ずかしながらこの機材を購入するまでXLRなどという規格は知らなかった。マイクの接続用としてはメジャーらしい。
マイクの種類には主にダイナミックマイクというものとコンデンサマイクというものの2種類がある。そのうちのコンデンサマイクとやらを動かすには給電が必要で、XLR端子はその給電ができる。ファンタム電源と言う。世の中知らないことばかりだ。
ファンタム電源とは電源が必要なコンデンサーマイクやアクティブタイプのDI(ダイレクトボックス)に送る電源のこと。
Digiland
ワタシはダイナミックマイクを使っている。ダイナミックマイクは給電は必要ないが、ダイナミックマイクもコンデンサマイクも端子は同じなのだ。
下の写真がPodTrak P4の接続端子・マイク・ケーブルだ。XLRは一つの端子にピンが3本見える。ボディの上部が広がったデザインなのはプラグジャックに比べて大きいXLRジャックを4つ収めるためだろう。
PodTrak P4用にマイクやケーブルを購入する際には注意が必要だ。一般的なマイクの接続端子にはプラグ端子が用いられているものも多い。
電気量販店だとXLR端子のマイクはあまり売られていない。
電源は電池とUSB給電
PodTrak P4の電源は単3乾電池2本とUSB‐Cだ。どちらかで給電すれば動く。
ボディの裏の蓋を開けると乾電池のスロットルがある。ダイソーの電池を入れてみたらちゃんと動いた。アルカリ乾電池での電池持続時間は4時間が目安とされている。
USB給電でも作動する。別売りでACアダプター(ZOOM AD-17)が用意されるが持っていない。iPhone付属のACアダプターとダイソーのUSB-Cケーブルで作動した。
モバイルバッテリーをつなぐことでも作動する。
乾電池やモバイルバッテリーで作動するので外出先での収録も可能だ。
ヘッドホン端子
PodTrak P4の上部にはヘッドホン端子が4つ並ぶ。端子は3.5mmステレオミニジャック。一般的なものだ。
PodTrak P4にはヘッドホンを4個まで接続できる。どの端子に刺しても同じ音がする。ミキサーとはそういうものだ。端子の上のツマミで各ヘッドホンのボリュームを調整できる。
PodTrak P4の価格
アマゾンでの価格
この記事の執筆時点でアマゾンでのPodTrak P4の価格は税込み22,500円。
あまり売れるジャンルの商品でもないからか、価格はどのサイトでも似たりよったりという印象。そのため筆者は返品対応等の融通の効くアマゾンで購入した。不具合はなかった。
ZOOMというメーカー
日本の音響メーカー
ビデオ会議は無関係
PodTrak P4のメーカーはZOOMという会社。ZOOMと聞くと、ビデオ会議システムのズームを思い出す。
しかし、このメーカーはビデオ会議システムの会社とは関係なく、日本の音響機器メーカーだ。
エフェクターも生産販売
ズームはエフェクターやオーディオインターフェイスなども生産販売しているらしい。