ネスカフェエクセラを美味しく飲む方法だ。エクセラの粉に水を入れて電子レンジで温める。これだけである。
詳しく説明する。
水で入れて電子レンジで温める
ネスカフェエクセラをホットで飲むなら、普通は湯を注ぐ。つまりマグカップにエクセラの粉を入れてから熱湯を注ぐ。これがダメなのだ。
エクセラの粉に熱湯を注ぐと、いつものインスタントコーヒー然としたコーヒーが完成する。可もなく不可もなしといういつものコーヒーだ。
エクセラで激ウマコーヒーを作ろう。エクセラとマグカップを用意する。
マグカップにエクセラの粉を入れる。
エクセラの分量は任意だが重要だ。毎回ティースプーンで計量することをおすすめする。
ここに水を入れる。湯ではない。水だ。
ここで若干溶け切らずにダマができるかもしれないが気にしなくて良い。
これを電子レンジに入れる。
これを温めていく。70℃位が飲み頃だ。時間は調整してほしい。
写真のマグカップの場合、700Wで70秒位加熱する。
出来上がりである。
ダマだった部分がほぼ溶けると思う。溶け残っていたらティースプーンでかき混ぜよう。完成だ。
写真でも確認できると思うが、このように調理するとコーヒーの表面に細かい泡ができる。エスプレッソのクレマのような泡だ。
飲んでみてほしい。いつもの熱湯で入れたエクセラより香りが良いことに気づくと思う。口に入れるとそのいい香りが鼻まで抜けていく。とてもいい香りで美味しい。
横着して気づいた
このことに気づいたのは横着からである。ワタシは電気ポットを持っていない。代わりに電気ケトルを使用している。エクセラを飲む時には電気ケトルで湯を沸かしていた。
電気ケトルはコーヒー一杯分の水なら3分もあれば沸く。この日はこの作業がダルかった。ケトルに水を注いでスイッチをセットするという作業をやりたくなかったのだ。
そこでマグカップのエクセラに水を注いで電子レンジで温めるという手抜き作業をした。完成したコーヒーを飲んだ。旨さに驚いた。というわけだ。調べてみると電子レンジで温めたエクセラが美味しいのには理由がある。
食品医学研究所の平柳要さんによれば、インスタントコーヒーに含まれるデンプンが関係しているとのこと。
デンプンにいきなり熱湯を注ぐと溶け方にムラができてしまうのですが、常温から電子レンジで徐々に温めると滑らかに溶けてくれます。
この時にデンプンが生み出す粘り気がコクに繋がり、高級感のある仕上がりに。
レタスクラブ
インスタントコーヒーを徐々に温めることで、含まれるデンプンが滑らかに溶けて、粘り気を生み出してコクになるとの事。わかったような分からないような理由だが、とにかく美味しくなる理由があるらしい。
ついでに言うとこの方法で入れると水が無駄にならない。ケトルで湯を沸かす場合はマグカップよりも多めに沸かすのが普通だ。湧いた湯をマグカップに注いで足りなかったら面倒だからである。その少し多めに入れた水やその分を沸かす電気代は捨てているのと同じである。電子レンジなら必要な文だけの水を使用するので無駄が無い。
街頭インタビューで9割の支持率
この方法は過去にテレビで紹介されていたらしい。
4月25日放送の「ソレダメ! ~あなたの常識は非常識!?~」(テレビ東京系)では、インスタントコーヒーの美味しい淹れ方が紹介されました。
やり方は簡単で、インスタントコーヒーの粉を水で溶いた後に電子レンジで加熱するだけ。
レタスクラブ
番組では街頭で飲み比べもしている。普通に作ったコーヒーと、電子レンジで加熱したコーヒーのどちらが美味しいかを街頭インタビューで調査しているのだ。
実際に番組では、普通に作ったコーヒーとレンチンコーヒーのどちらが美味しいかを街頭インタビューで調査。
するとインタビューを受けた人のおよそ9割が、レンチンコーヒーの方が美味しいと回答していました。
レタスクラブ
インタビューでは9割の人が電子レンジで加熱したコーヒーの方が美味しいと回答したそうだ。電子レンジコーヒーが美味しいというのはワタシの思い込みではなかった。
シュリンクフレーションがひどすぎた
一時期ワタシはネスカフェエクセラと距離を取っていた。購入するのを控えていた。エクセラのシュリンクフレーションがひどすぎたのだ。過去にエクセラは最大で250gだったのだが、一番縮んだエクセラは容量が180gになってしまった。
手元に180gのエクセラの瓶が残っていた。隣は200g+20gの瓶だ。明らかに太さが違う。
“内容量が減った商品wiki”というサイトによるとエクセラの容量は数年かけて小さくなってしまった。
エクセラが180gになった時には衝撃を受けた。明らかに瓶が細くなってしまった。250gと比べると4分の3になってしまったのだ。この時ワタシは衝撃が強すぎて「今後エクセラは飲まない」事を心に誓った。
ところが最近スーパーでエクセラを見ると容量が200gに増えていた。上の写真のように期間限定で+20gされて220gとなっている場合もある。流石に180gは消費者からの拒否反応で売上が落ちてしまったのかもしれない。
エクセラは旨かった
エクセラ断ちをしていたワタシは色々なインスタントコーヒーに手を出した。日本にはエクセラより安いインスタントコーヒーが数多く在るのだ。小さく縮んでしまったエクセラを無理に飲み続ける義理はない。
UCCのインスタントコーヒーであるクラスワンを飲んでみた。グラム単価で計算するとエクセラよりも安いインスタントコーヒーである。
写真では容量が210gとなっている。以前は220gだったのだがクラスワンもシュリンクフレーションしてしまった。
肝心の味であるがワタシは苦手だった。1杯飲んで残りは捨ててしまった。
次に試したのはネスカフェマチナルというインスタントコーヒーである。
ネスカフェマチナルも安かった。近所のラ・ムーで激安で売られていた。これはエクセラと同じネスカフェである。これが口に合えば嬉しい話である。期待が高まる。飲んでみた。
苦手な味だった。これも1杯飲んで捨ててしまった。
結論として得られたのは「エクセラは旨い」ということである。
今回は水から電子レンジで作る方法を紹介したが、熱湯で入れたエクセラも普通に旨い。
シュリンクフレーションに腹を立ててエクセラと距離をおいて他のインスタントコーヒーに手を出したワタシだが、それはエクセラが美味しいという事を改めて確認させる行為であった。