QBハウスの正しい使い方 青ランプを見たら飛び込め

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QBハウスが好きだ。ご存知ない方に説明すると、QBハウスとは散髪屋のチェーン店である。いわゆる1,000円カットの先駆けがQBハウスだ。QBハウスには正しい使い方がある。守らなくても特に支障は無いが、正しい使い方をすればあなたのQBハウスライフがレベルアップすること間違いない。

青ランプを見たら飛び込め

QBハウスの店頭には3色のランプがある。このランプの色で待ち時間が分かるようになっている。

QBハウス

自分の生活範囲にあるQBハウスの位置を把握しておく。そしてそちら方面に脚を伸ばす際には必ずQBハウスのランプをチェックする。その時の自分の髪の毛の伸び具合と、ランプの色に寄って自分の取るべき振る舞いが変わってくる。

青はスタイリストさんが待ち構えている

青ランプ(店によっては緑ランプ)が点滅していたら待っている人はいない。

「あれ?前に散髪行ったのいつだっけ?そろそろ行ってもいいかな?でもまだ早いかな?」位の状態かそれより伸びている状態なら、QBハウスの青ランプの点滅を見たらすぐに店に飛び込んだ方がいい。

青ランプのQBハウスは飛び込めばすぐにカットに取り掛かってくれる。スタイリストさんが「かかってこいやぁ!」という状態で待ち構えている。

青ランプは待ち客1ロット未満

ワタシはQBハウスに「ロット」という概念を勝手に持ち込んでいる。

QBハウスの店内で稼働しているスタイリストの人数を1ロットとしている。そのロットを用いて待ち客のボリュームを把握するのだ。

例えばスタッフが3人稼働していて待ち客が6人いる場合は6/3で待ち客が2ロットだ。青色ランプのときは待ち客が全くいないという状態だ。黄色ランプのときは待ち客が1未満のことが多い。

黄色ランプは少し待つ

ランプの操作が謎

QBハウスのランプがどのようにして操作されているのかはよくわからない。

普通の散髪屋や美容院なら客とスタイリストの会話がある。気まずくて盛り上がらない会話がある。QBハウスには会話がほぼ無い。それがQBハウスの良さのひとつなのだが「あのランプって誰がどうやって操作してるんですかぁ?」などと質問していい雰囲気でもない。だからランプの仕組みはわからない。

黄色ランプが点滅していたら待っている人は大抵1ロット未満だ。スタイリストが3人で待ち客が1人~3人といった状態だ。

髪の毛の伸び具合が「そろそろ散髪しないと鬱陶しいな」という状態なら黄色ランプでも店に飛び込もう。1ロットの先客が待っているので、暫く待つことになるが15分も待たされる可能性はほぼない。

赤ランプは入店するべきではない

何分待つか分からない

赤ランプが点灯していたら待ち時間の目安は15分以上とされている。

実際店に入ってみなければ何人待っているか分からない。多くの先客が待っていれば1時間以上待つ可能性もある。

髪の毛が伸びまくっていて会社の上司に「明日絶対に髪を切ってこい」と言われたとか、気合の入ったデートの前日とか、どうしてもその日に髪を切らなければならないというやむを得ない事情があるなら、1時間以上待つことも覚悟して入店しよう。

殺伐とした待機スペース

QBハウスの待機スペースには殺伐とした雰囲気が漂う。待機スペースには長椅子が置かれている。

長椅子に端から順に詰めて座る必要がある。先客と間を開けて座ってしまうとスタイリストから「詰めて座って下さい」と注意を受けることになる。

待っている客は全員スマホに没頭している。狭い長椅子で全員が同じ姿勢だ。そこで1時間以上待つのは苦行である。

QBハウスの魅力の一つは「短時間で散髪ができる」ということである。普通の理髪店なら所要時間は1時間くらいだろうが、QBハウスなら最短で10分ということになっている。

実際は10分で終わらないこともあるが、15分以上掛かることもほぼない。早く終わることを期待してQBハウスを訪れるのに、順番待ちに1時間も時間を費やしていたら、普通の散髪屋に予約をして行くのと変わらないことになってしまう。

基本的に赤ランプの点滅するQBハウスには入店すべきではない。

短時間でのヘアカットは付加価値だ

普通の理髪店はカットの後にシャンプーをするのが常識だが、QBハウスにはシャンプーサービスは無い。シャンプーサービスを無くすことで、時間を短縮できるというのが大きい効用として現れている。

QBハウスを初めて知ったときは「シャンプー無し」ということに不潔感を覚えた。それまでは散髪をした後はそのままシャンプーをしてもらうというのが常識だったからだ。1,000円カットを実現するためとはいえ、シャンプーを省略するのはやり過ぎではないか?と思った。

ところが実際にQBハウスでのシャンプー無しヘアカットを体験してこの考えを改めた。シャンプーをしないことでの時短がかなり大きい。

シャンプーをする代わりに掃除機のようなもので頭皮についた毛を吸い取ってくれる。シャンプーに比べれば、若干頭皮に毛は残るものの心配したほどではない。それよりもシャンプーをしないことによる時短の効用のほうが大きい。

シャンプーをすれば必然的にドライヤーも発生する。普通の理髪店で散髪すればカット、シャンプー、ひげそり、ドライヤーで1時間だ。QBハウスで最短なら10分で散髪が終わる。

ついでに散髪屋に寄る

短時間は付加価値だ

散髪が短時間で終わるというのは、ただのコストカットの結果ではなく、時間が短いという事自体が付加価値だ。

1時間と10分という所要時間の違いは大きい。1時間という所要時間がかかると「何かのついでに散髪をする」という事は難しい。

散髪がメインになってしまう

散髪というイベントを行うと時間軸が確実に1時間以上後ろ倒しになってしまう。その上散髪は所要時間が読みにくい部分がある。

予約をしていても先客の作業が終わらなければ待たされることもあるし、予約無しで普通の散髪屋に飛び込んで先客でも居れば、終わるまでに2時間以上掛かることも覚悟しなければならない。

だから多くの人は髪が伸びたら休日の半日を犠牲にして散髪に行ったり、休みの日に合わせて予約を取り付けて散髪に行く。散髪が予定のメインになってしまう。

スキマ時間で散髪

一方散髪が10分で終わるなら、散髪するという行為をスキマ時間に嵌める事ができるのだ。

QBハウスのランプが青色なのを見かけたら飛び込めばいい。例えば近所のイオンモールに家族で訪れた時にあなたの髪が少し伸びている。今すぐ散髪にいかなくてはならないというほどでも無いけれど、もうしばらくしたらうっとおしくなるな、という髪の長さだ。

そんな時にイオンモール内のQBハウスのランプが青色だったら迷わず飛び込む。家族には「ちょっとQBハウスに行ってくる、10分で合流する」と告げておく。家族がユニクロと無印とスポーツオーソリティを見ている間に散髪を済ませることができる。

あるいは車でホームセンターに園芸用の土を買いに行く道すがらのQBハウスを見たら青ランプが点滅していたので寄り道して散髪を済ませる、ということもできる。QBハウスは青ランプなら寄り道しても10分なのだ。