リモート収録は音質が課題 PodTrakP4

収録
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いしはらの住む都道府県もコロナウイルス感染症の緊急事態宣言が出た。

リアルで集合して収録していた、ポッドキャスト番組たくだんの収録方法を考える必要が出てきた。

やむを得ず44回・45回・46回をリモートで収録することした。収録に使用している機材PodTrakP4にはリモート機能が備えられている。それを使ってみる。

リモート収録概要

リモート収録の概要

リモート収録の概要図だ。遠隔地をつなぐのはスマホだ。リモート側のスマホにPodTrakP4を接続し録音する。

ホストは通常と同じ

ホスト側

ホスト側(いしはら)の収録方法は通常と同じになる。ポッドキャストレコーダーのPodTrakP4に直接つないだヘッドホンでモニターしながらマイクで収録する。

ホスト側の音声ヘッドホンを通じてモニターできる。ヘッドホンからは自分の声も、相手の声も聞こえる。ホスト側と電話をしている感覚だ。

スマホをPodTrakP4に接続

ホスト側でスマホをPadTrakP4に接続する。そのスマホをリモート側と通話状態にする。

今回PodTrakP4とiPhoneの接続は有線で行ったが、「P4用ブルートゥースアダプター BTA-2」を使用することで、PodTrakP4とスマホをブルートゥースで接続することも出来る。

リモートはスマホを通す

リモート側

リモート側はスマホを通して収録する。リモート側はホスト側のスマホを通じてPodTrakP4と繋がる。これで接続が完了する。

手が塞がらないようマイクとヘッドホンを使用

リモート側(きむら)はスマホにマイクとヘッドホンをつないでいる。手が塞がるのを防ぐため、マイクとヘッドホンを使用する。マイクとヘッドホンを使わずに通常の通話の使い方をしても収録は出来ます。

リモート側の問題点

電話と同等の音質

収録には、ライン通話フェイスタイム通話を使用することも出来ます。通常の電話だと通話料がかかるため、今回の収録ではフェイスタイムオーディオを使用しました。

音質も通常の電話よりはフェイスタイムオーディオのほうが良いです。しかし通常の収録に比べると音質は落ちます。リモート側の音は明らかに電話音質だとわかります。

リモートで収録した「たくだん44回」

リモート側は自分の声をモニター出来ない

リモート側のヘッドホンではリモート側自身の声をモニターできません。これはPodTrakP4の仕様で、ハウリング防止の目的です。

この「自分の声をモニター出来ない」というのは非常にやりづらいです。自分の声がどの程度マイクに拾われているのか確認できないからです。

iPhoneにマイクとヘッドホンを繋ぐ方法

イヤホンジャック廃止

iPhone7以降からイヤホンジャックが廃止されているため、iPhoneにヘッドホンとマイクを繋ぐには一工夫必要です。

Lightning – 3.5 mmアダプタ

まず、Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタを用意します。

これだけだとヘッドホンだけか、マイク内蔵イヤホンしかつなげません。

4極分岐ケーブル

4極プラグをマイク端子とヘッドホン端子に分岐するケーブルも用意します。

これらを使用することで、Lightning端子マイクヘッドホンをそれぞれ接続することが出来ます。

赤い端子に3.5mmマイク、緑の端子に3.5mmヘッドホンをそれぞれ接続します。

メリットを感じた

集まらなくて良い

今回「リモート側の音質」という課題が残りましたが、リモート収録にはメリットも感じました

最大のメリットはパーソナリティが一箇所に集まらなくても良いということです。往復の移動の時間を削減できます。

自宅は収録しやすい

今回はパーソナリティがお互いの自宅に居ながら収録しました。自宅は慣れた環境なので、外部の雑音が入らないことだけに気をつければ、非常に収録しやすいと感じました。

資料や機材を持ち運ぶ必要が無いというのも大きなメリットです。

改善させたい

リモート収録にメリットを感じたので、音質を改善させる策を考えています。また、次回の収録ではお互いiPadとフェイスタイムビデオ通話を用いて、顔も見ながらやってみる予定です。